高齢者が孤立することのないように始めたコミュニティカフェ。住民同士の交流の場としてにぎやかな活動を続けながら、必要な支援につなげる場としても機能しています。
- コミュニティカフェ「天美苑カフェ」の運営
- 介護予防のための「いきいき百歳体操」との連動
- 参加者の悩みに耳を傾けて必要な支援につなげる
取組のきっかけ
法人がある和歌山県海南市は、高齢化率が高く、ひとり暮らしの高齢者や高齢者夫婦のみの世帯が多い地域です。そのため、高齢者が孤立することがないよう外出のきっかけをつくり、本人や家族の困りごとを職員に相談してもらえるようにするため、コミュニティカフェをはじめました。
取組を行ってみて
冗談を言って笑ったり、楽しく会話したり、そしてなんでも気軽に相談できる雰囲気を大切にしています。参加された皆さん同士、カフェメニューや会話を楽しむうちに友だちになり、人と人とのつながりが広がりました。また、参加をしやすいように送迎も行っています。市の委託を受けて実施している、介護予防のための「いきいき百歳体操」と開催時間を連動させて、より活気が生まれています。参加者の悩みに耳を傾けることで、必要な支援につながることもあります。少しでも多く外出する機会を作り、「楽しさや喜び」を感じていただく、そして、つながり合うことで元々地域が持っている「お互いが助け合う力」をより強化させていきたいと考えています。