地域に根さした社会福祉法人として、月一回の認知症カフェの開催を継続してきましたが、特別養護老人ホームでは、コロナ禍で地域の方がたや入所者さまのご家族と触れあう機会がなくなっていました。
今年度初めて緑青園を開放し、「地域の皆さまがたに来ていただき、施設内の現在の状況を見て、感じて欲しい」と願い、緑青園フェスティバル2023を開催しました。
ご長寿の方がたの紹介とお祝い、弘前医療短期大学の荒谷 雄幸様の防災講話、福祉用具業者様の福祉用具紹介ブース、「ふわふわの」様の平川市産の米粉等を使用したスイーツ販売、模擬店、施設入所者とDS利用者様の作品展示、クイズラリー(景品あり)、ベジチェックブース、キッズコーナー、MOTOMACHIカフェブース等、入所者様のスライドショー、ボランティア音楽演奏等、施設の中でブースを設けて開催しました。
取組のきっかけ
緑青園ではコロナ禍が発生する前は平川市のねぷた祭りへの参加、夏祭りでの5000発の花火大会の実施等、地域との交流を積極的に行ってきました。コロナの流行からなかなか実施には至らず、今年度より開催の取組がはじまりました。
内容として「地域や家族との交流」「短命県である青森県の方がたの健康づくり」「災害に備える」をテーマに企画しました。
取組を行ってみて
施設内のさまざまなところにブースを設け、園内を散策しながら、施設の雰囲気を感じていただける機会となりました。100名を超える方がたが来園し、入所者様、ご家族、地域の方がたと交流でき、かなりの賑わいとなりました。導入した眠りスキャン等のICT化についても皆さまに情報を伝える事ができました。また、たくさんの方から「来年は花火あるの?」など、さまざまな期待の言葉をいただきました。今後も地域や家族の方がたと関わり、つながりながら期待に応える施設でありたいと感じました。