災害などにより自宅設備の不具合や破損等が発生した町民に対し、温泉施設の開放や緊急的な受入れ、宿泊機能の提供などを行っています。オープン当初より地域貢献と相互交流を目的に地域住民に対して低価格でご案内しています。
- 設備の不具合等でお困りの地域住民を対象に日帰り温泉の営業時間を延長して対応。
- 地域の災害時要支援者の配慮を必要とする方に対し、一時的な受入れや宿泊サービスの提供を行っている。
取組のきっかけ
2023年1月末、数年に一度の大寒波により、給湯器等が故障する世帯が続出し、お風呂に入れずに困っているという話を耳にしました。社会福祉事業の一環でバリアフリー温泉宿を運営していることから、事業所の機能を活かして、日帰り温泉の営業時間やそのほかの生活課題へ対応することとしました。
取組を行ってみて
当事業所は、災害時の福祉避難所としての機能も有しており、温泉の開放は、地域住民とつながるきっかけにもなりつつあります。また、行政からも福祉的サポートを必要とする方の緊急受入れの相談が来るなど、セーフティネットとしての役割を一部担えたと実感しています。
改めて、事業所の機能を地域に還元することにより、地域生活課題の解決につながると感じました。