保育園の入園を希望する親子はもちろん、地域に暮らすこどもと保護者向けに、保育園の園庭を開放し、ボール遊びや行事を開催しています。こどもたちが遊んでいる間、保育士が保護者の子育て相談に乗ったり、保護者同士が交流を持つ機会を設けています。こどもたちが安心して遊べる場所の確保、悩みや困り事を保育士や保護者同士で気軽に共有できることにつながっています。
- 毎月1～2回のペースで、こどもと保護者向けに保育園の園庭を開放し、ボール遊びや園の行事などを開催
- 園庭開放は、地域の子育て家庭に広く周知。自治会、市役所や近隣の飲食店の協力を得て、ポスターの掲示やチラシの配布を行っている
ある親子のエピソード
保育園の園庭開放に参加した母Aさんと子のCちゃん（1歳児）。Aさんは育休が明けて仕事に復帰することが決まっており、保育園がどんなところか知りたいという希望から、園庭開放に参加。保育士とかかわりのなかから、Aさんはこどもと二人きりで過ごす時間が長く、悩みを相談できる相手もおらず、こどもが他のこどもに比べて発達が遅れているのではと不安を感じていたそうです。
関わりの中で
Aさんは、園庭開放への継続的な参加を通じて、保育士と相談したり、悩みや思いを共有できる場ができてきたことで、だんだんと保育園に通わせることのイメージもわき、仕事復帰への自信がついたそうです。その後も園庭開放に参加し続け、Cちゃんはその保育園に入園。Aさんはスムーズに仕事に復帰することができました。