公開日:2025年11月4日

【京都府】社会福祉法人 南山城学園

地域に広がる介護の知恵、体験型イベント「煌介護教室」開催

  • Twitter
  • Instagram

2025年11月1日、社会福祉法人南山城学園(京都府・城陽市)は、地域共生社会の実現を目指し、介護を「見て・聞いて・体験」できるイベント「煌介護教室」を、三連休で賑わう商業施設で開催しました。高齢化率約34%の城陽市において、介護予防や介護者支援の重要性を伝える場として、買い物客が気軽に立ち寄れる環境を整えました。
イベントでは、車椅子体験や体力年齢測定、血圧チェック、介護食の紹介、専門職との相談など5つの体験型ブースを設置し、介護福祉士、ケアマネジャー、看護師、栄養士、理学療法士等が対応しました。さらに、スタンプラリー形式で景品を用意し、楽しみながら介護を学べる仕掛けを取り入れ、229名が参加しました。

取組内容

  • イベントは、三連休で賑わう商業施設で開催し、買い物客が気軽に立ち寄れる環境を整備。介護老人保健施設の専門職が企画した5つの体験型ブースを設置し、楽しみながら介護を学べる仕掛けとしてスタンプラリー形式で景品を用意。 【体験型ブースの内容】 ①介護:車椅子体験を通じて高齢者の身体機能を理解 ②リハビリ:体力年齢測定で健康づくりのヒントを提供 ③看護:血圧測定で自身や家族の健康状態をチェック ④栄養:トロミ茶や宅配弁当など、介護食の工夫を紹介 ⑤相談:「老後が心配」「施設について知りたい」などの声に専門職が丁寧に対応

取組のきっかけ

京都府・城陽市では高齢化率が全国平均を大きく上回り、要介護認定者数の増加や介護人材不足が深刻化しています。こうした状況下で、「老老介護」や高齢者の孤独・孤立といった課題が顕在化し、地域で支え合う仕組みづくりが急務となっています。 南山城学園は、介護老人保健施設「煌(きらめき)」を運営する中で培った専門性とノウハウを活かし、地域住民が介護を理解し、安心して暮らせるまちづくりに貢献するため、今回の取り組みを企画しました。商業施設での開催は、介護を特別なものではなく、誰もが関わる身近なテーマとして広げる工夫です。

取組を行ってみて

今回のイベントでは、買い物客や家族連れなど幅広い層が立ち寄り、介護を身近に感じるきっかけとなりました。参加者からは「介護の不安が和らいだ」「家族で話し合うきっかけになった」といった声が寄せられ、地域における介護理解の促進に手応えを感じています。介護老人保健施設の専門職にとっても、地域住民と直接対話することで、介護予防や支援の重要性を再確認する機会となりました。 今後も継続的な開催を通じて、社会福祉法人として地域共生社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。
対象
地域住民の方々
費用
無料
実施年度
2025年度
連絡先・URL
https://minamiyamashiro.com/
戻る
ページTOP