2016年から独自に専任のCSW(コミュニティソーシャルワーカー)を配置し、地域のNPO法人や市社協、自治会、地区社協、民生児童委員、学生達と連携をしながら制度外のニーズにも対応できるよう取組を行っています。「こどもの貧困」がクローズアップされるなかで、居場所の立ち上げや、山間地で免許を返した高齢者向けの移動支援につながったりしています。

- 他団体や学生と連携しながら週1回ずつ行っている生活困窮世帯の「学習支援」「生活支援」事業
- 不登校の児童生徒の居場所活動
- 近隣の小中学校でのスクールソーシャルワーク活動
取組のきっかけ
社会福祉法人の地域貢献が叫ばれるなか、他法人の取組も参考にしながら自法人で出来ることを模索していたが、思い切って専任のCSWを配置して自由に活動してもらうことにしました。地域のNPO法人や各団体等とも連携しながらさまざまな地域のニーズを拾い集めることになり、天心会としてできることには対応していこうとさまざまなな活動が行われています。
取組を行ってみて
高齢者事業が主の法人ではありますが、足元の地域にこどもに関する課題も多く、また使える制度の少なさなど介護保険制度との違いも感じました。活動を続けるなかで学校の長期休暇中に法人施設でボランティアとして受け入れることで居場所になることもあったり、法人内でフードドライブを実施して必要な世帯に届けたりと地域を支える輪の広がりを感じます。また毎週子どもたちとかかわってくれるボランティアの学生にとっても社会問題を考えることで卒業後も教育や福祉にかかわってくれる方も多いです。