地域の人々から好評のパン作りを、生活困窮者への食糧支援につなげています。ご利用者だけでなく社会的に支援が必要な方がたを法人としてサポートしながら、皆が地域で認知され、活躍できる場を広げています。
- 障害者の自立を支えるためのパン製造、販売
- 生活困窮者などへの食料支援
取組のきっかけ
わたしたちは、平成7年に障害者支援施設を開所して以来、「自立を支える」を理念に掲げ、「パン工房ブルーミング」の製造・販売に力を注いできました。法人職員の発案で、冷凍パンを袋詰めし、民生委員を介して生活困窮者などへ食料支援を行う取り組みを始めました。
取組を行ってみて
民生委員からは、「パンをお届けすることでお宅を訪ねやすく、困りごとを聞きやすくなった」という声があり、地域の高齢者の見守りにつながっています。コロナ禍により、子ども食堂がなかなか再開できなかった折にも、冷凍パンを提供しました。さらに、生活保護家庭以外に地域の子ども食堂への職員派遣に加えて冷凍パンの提供、モンキーセンターへの食パンの耳のご寄付等という形で支援の方法も広がっています。利用者の自立を支えるためのパン作りが、地域の方々とのつながりを強めています。