認定こども園として培ってきた知識や実践を活かし、地域に開かれた「かかりつけの保育園」として、子どもや保護者に向けてさまざまな保育サービス（支援）を行っています。保護者が子育てに不安や悩みがあったときに遠慮なく気軽に足を運んで相談できる場を設け、子育ての相談に応じたり、情報を提供したりしています。
- 日頃から、保育教諭・保育士が地域の子育て家庭からの相談に応じたり、看護師や管理栄養士なども一緒に情報提供に参画している。
- 月に2度園庭を開放し、地域の子育て家庭の方を招待。さまざまな遊びを企画したり、育児相談も受けている。
エピソード
地域に暮らす母Aさんから保育園に電話が入りました。子Bちゃんの行動が気になり、 “子育ての方法が悪かったのではないか？”と自身を責め悩まれていました。深刻な様子が伺えたため、電話での対応だけではなく親子を保育園に招き、育児の悩みや困りごとを共有しました。それからも悩みがあると電話で相談をしてくれたり、園庭開放にも参加しながら日頃の何気ないことを話したりしています。
取組を行った感想や感じていること
母Aさんは子Ｂちゃんといつも一緒なので向き合いすぎていたのかもしれないと気づかれ、息抜きをすることも必要なのだと感じられていました。子育て中の保護者はさまざまな悩みを抱えています。何かに悩んだり困っていることがあったときに“どうしよう？”と一人で悩みを抱え込むのではなく“あっ、そうだ。保育園に相談してみよう”と思ってもらえるように、これからも地域とのつながりを深め、保育園がよいコミュニティの場となるようにしていきたいです。