地域の高齢者が集い・語らい・活動できる拠点として、古民家を無償で借り受けて改修した「支えあいの家」を2011年から展開しています。地域住民同士の支え合いを創り出すきっかけづくりを行っています。地元町会による主体的な運営を行うことで、高齢者同士による見守りと地域住民による高齢者を支える体制づくりを進めています。現在、羽咋市内に4か所あり、今春新たに、かほく市内に5か所目をオープンします(2023年5月)。
- 法人が運営する特別養護老人ホームの利用者も通い、なじみの人たちとの交流を行っている。
- 高齢者が誘い合わせ日中を一緒に過ごすことで、ひきこもりを解消し、ひとり暮らしで孤立しやすい高齢者の日中の見守りも実現
始めたきっかけ
1982年に特別養護老人ホームを開設し、地域に開かれ、地域とともに歩む施設を目指し、ボランティア活動にも力を入れてきました。より地域に根差した支援を行うため、地域の高齢者と住民がお互いに支え合う体制をつくりたいと考えました。
取り組んでみて
「支えあいの家」には、口コミによって多くの方がたが訪れています。利用者は高齢者が多く、誰かと会話ができて、自分のペースで利用したいというニーズと合致していたようです。高齢者だけでなく子ども、障がいがある方、地域の誰もが集うことのできる場所であり、そこで活動するボランティアの組織や地域のために活動を行っている団体の活動拠点として活用されています。